買った優待株は「ほったらかし」でいい
そう話すかんちさんが具体例として挙げたのは、山口・もみじ・北九州銀行の3行の金融持ち株会社である山口フィナンシャルグループ(8418)で、1000株保有しているが、「連続増配回数が地銀ナンバー1。今後も毎年増配される可能性が高い金利上昇期銘柄です。100株以上1000株未満では500円のQUOカードですが、1000株以上保有すれば地元特産品が選べるカタログが届く」(かんちさん)といった具合だ。
かんちさんの株式投資のポリシーは“買った株はほったらかし”で、あり「基本的に優待株は売り買いをほとんどせず、買ったらそのまま何年も放置する」(かんちさん)というかたちにして、長く株主優待の恩恵を楽しんでいるという。
【プロフィール】
かんち/1961年、三重県生まれ。元消防士。専業投資家。現在の資産は8億円超で、年間配当金は2000万円超に達する。投資初心者でもわかりやすく、判断基準が明確で再現性の高い投資手法は、個人投資家の間で定評がある。5月に初の著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株投資入門』(ダイヤモンド社刊)を上梓し、注目を集めている。