コンパクトなサイズ感で根強い人気を誇るiPad miniシリーズ。その新モデルiPad mini(A17 Pro)が、約3年ぶりに登場する(10月23日発売)。iPad mini(第6世代、以下「第6世代」)より性能が向上し、容量も増えつつ6000円安くなったことから「お得感がある」として喜びの声が上がる一方、「目立った進化がない」という声もある。
はたしてユーザーたちの本音ベースでの評価はどうなのか。iPad miniをもともと愛用している・していた人たちに話を聞いた。
最近のスマホが高すぎるので安く感じた
メーカー勤務の40代男性・Aさんは、iPad mini(第5世代、以下「第5世代」)を使用中だが、「iPad miniは絶妙すぎる使用感がいい」という。
「約8インチのサイズ感が最高です。動画を見る時も、電子書籍や漫画を読むのにもちょうどいい。Apple Pencilにも対応しているので、絵を描くこともメモを取ることもできます。ほかのiPadシリーズよりも小ぶりで携帯性が良いのもポイント。気軽に持ち歩けるし、かばんからの出し入れもしやすい」
そんな「iPad mini」の新型について、Aさんは「最近のスマホが高すぎることもあって、コスパがよいようにも思える」と購買意欲を高めている。
「iPad miniシリーズがもう出ないと思っていたので、うれしいです。新iPad miniは、第6世代に比べて最小容量が大きくなっても価格は安くなるので、私のように第5世代からの買い替えや、iPad miniを持っていない人は買いだと思います」(Aさん)
iPad mini(A17 Pro)は、最小容量が64GBから128GBに変更。価格は8万4800円から7万8800円(いずれも税込み、Wi-Fiモデル)へと6000円安くなった。さらに、A17 Proチップ搭載で、第6世代と比べてパフォーマンスは30%、グラフィック性能も25%向上した(公式サイトより)。