パンや野菜、トッピングなどをカスタマイズできるサンドイッチチェーン「サブウェイ」。2012年に400店舗を達成し、2014年には約480店舗に到達したものの、2024年の今では207店舗(10月28日現在)となっている。10年でほぼ半減したことになる。
そんなサブウェイが新たな局面を迎えている。10月25日、ワタミがサブウェイを運営する日本サブウェイ合同会社を買収し、完全子会社化を発表。ワタミはワタミファームの有機野菜を使用した商品開発を予定しており、野菜が売りのサブウェイとの「相乗効果」を期待する声も上がるが、“サブウェイ離れ”した人たちを再び呼び戻すことができるのか。そもそもサブウェイに行かなくなった人たちは何が理由だったのか、リアルな声を集めた。
近くの店がなくなった
IT企業勤務の30代女性・Aさんは、「定期的に通っていた時期がありましたが、今はそもそも近くに店がない」と語る。
「10年以上前、自宅の最寄りの駅の近くにできたので、ハマっていた時期はありました。普段370~450円くらいの商品が、曜日ごとの指定で290円になることがあって、お得感もありました。当時、好きだったのは『BLT』で、370円(現在は550円)でした。
サブウェイは野菜をたくさん摂取できるのでヘルシー感を感じられるのがよかったんですが、店が閉店。駅の近くには他のファストフード店も複数あるので、わざわざサブウェイに行くほどでもなく、足が遠のきました」