発言に監督時代以上の迫力も
藤川新監督には「自分のチームやねんから……」と好きにやればいいと言いながらも、「秋に紅白戦(3試合予定)なんか意味がないと思うけどな。コーチに楽させたらあかんのちゃう」「今日よかった、明日あかんのんちゃうかなとか、そんなんしとったら1年持たんて。一喜一憂してたらあかん」「新しい練習方法なんかあらへんって。やっぱり継続よ。積み重ねができている選手は来年2月に勝ち残るんちゃう」と岡田流のアドバイスを送った。スポーツ紙デスクが言う。
「秋季キャンプの安芸での球児監督人気も凄いが、やはり岡田前監督の天然キャラには及ばない。球児監督はスタートしたばかりで優等生発言が続くが、それだけに本音の凄みというか、歯に衣着せぬコメントは監督時代より迫力を感じた。各社とも岡田語録の復活を大歓迎している」
そんななか、1社だけトーンが違うのがデイリースポーツだ。各社が「リターンズ」「帰ってきた」といった見出しをつけたが、デイリースポーツだけは「ラスト」とした。阪神OBが言う。
「岡田さんは監督就任前、デイリースポーツの専属評論家をしていた。球団に籍を置いていても専属評論家はできる。藤川監督も阪神の球団本部付SAに就任しながらスポーツ報知の専属評論家をしていたし、阪神球団のSDだった星野(仙一)さんも解説者をしていた。来シーズンはデイリースポーツの専属解説者として復帰するのではないか」