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【中高年はコンビニ好き】コンビニの客層、20年で若者客が減り50代以上が急増 店員は「中高年は買うものがなくても来る」、客は「学生の頃から通っていて違和感ない」

「セルフレジが苦手」という意外な理由

 コンビニを「コミュニケーションが取れる場所」だと考えている中高年もいる。Cさん(神奈川県/60代男性)は、妻が入院してから一人で過ごす時間が増えたことで、イートイン付きのコンビニに行くようになったという。

「一日中、誰とも話さないのはよくないと思った時に、出かける先がコンビニしか思い当たりませんでした。店員さんと『ありがとう』とか、挨拶だけでもいいんです。スーパーよりもコンビニの方が気軽です。朝行ってコーヒーを買って、イートインで一杯飲んで帰るのが習慣になりました」

 そんなCさんは、「セルフレジは苦手」と寂しそうな顔をする。

「操作は問題なくできますよ。でも、機械相手ばかりになると、ボケちゃいそうで……。なんでも機械が教えてくれるけど、冷たい感じがするのは好きじゃないです」(Cさん)

 コンビニはこのまま中高年の憩いの場になっていくのか。(了)

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