牛丼チェーン「松屋」では、11月19日より『炙り十勝豚丼』(930円)が発売されている。この『炙り十勝豚丼』は、2024年夏に開催された『第4回松屋復刻メニュー総選挙』にて5万8385票を獲得し、2位となったメニューだ。同総選挙で1位となった『うまトマチキン定食』よりも先に復刻された。
松屋の丼メニューの価格は、定番の『牛めし』(並盛)は430円、『牛ビビン丼』が630円、『厚切り豚カルビと茄子の辛味噌炒め丼』が790円など、高くても700円台に収まっている。そうしたなかで、930円の『炙り十勝豚丼』は、かなり高価なメニューだ。復刻メニュー総選挙で2位となるほどの人気メニューだが、930円の“コスパ”はいかに。マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者・Aが、実食して検証した。
豚肉は16枚も乗っていた
記者Aが自宅近くの松屋に行ったのは、『炙り十勝豚丼』の販売開始2日目となる11月20日の午後7時過ぎ。夕食時ということもあり、店内は満席に近い状態だった。
券売機で930円の『炙り十勝豚丼』を購入し、カウンター席に着くも、料理はなかなか届かない。結局注文してからおよそ10分後にやっとメニューが到着。後から入店した2組の客に先を越された後のことだった。
通常の丼メニューの器とは異なる、大きめの器に盛られている『炙り十勝豚丼』。こんがりと焼けた豚肉にたっぷりのタレがかかっており、さらに青ネギがトッピングされている。
まず、気になるのが豚肉の量だ。目測で5cm×3cmほどの大きさにカットされた豚肉が、ごはんを覆い隠すように大量に乗っているのだ。一口食べる前に、その豚肉を数えてみると、なんと16枚もあった。
そして、豚肉で隠されているごはんを確認すると、そこにもしっかりとタレがかかっていた。