「コロナ禍当時、よく行っていたキャンプ場がいきなり1か月前に予約でいっぱいになって、驚いたことを覚えています。現地でも、キャンプを始めたてのような人たちがたくさん流入してきたなと思った覚えがあります。今は予約に困ることもありません。
あと、そこそこ本格的にキャンプをするとなれば、必要な道具はかなり多い。キャンプ初心者だからこそ形から入るべく、ブランドもの一式を揃える人も多かったのでは。また、テントやチェアなどの大きなものは、折り畳み式とはいえそれなりに場所を取ります。そうしたグッズは、頻繁に使わない人にとっては保管場所に困るもの。買ったものを、激安でいいからとにかくまとめて手放したいという人は結構いそうですね」(Yさん)
「激安・美品が溢れている!」と歓喜するファンも
そんなキャンプ用品の一斉“叩き売り”を歓迎するのはヘビーユーザーだ。オートキャンプ歴3年のKさん(20代/大学生)は「今はチャンスです!」と興奮気味に語る。
「キャンプ道具を買うために、日頃からフリマサイトを見ているのですが、最近は“激安”で“美品”のもが溢れています。たとえば廃盤となって、普通なら10万円のプレミア価格がつくテントが3万円ほどで買えたこともありました。
フリマサイト以外にも、激安の中古品を売り出すキャンプ場もよく見かけるようになりました。フリマサイトだとまとめ売りも多いんですが、キャンプ場だと掘り出し物がバラ売りされています。僕は既に基本的な道具を揃えているので、まとめ売りよりもバラ売りの方がありがたく、よく利用します」(Kさん)