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魚ビジネス最前線

【魚ビジネス】鮮魚チェーン「角上魚類」の快進撃を支える「お魚コンシェルジュ」としての役割 「魚は対面販売が一番売れる」と言われるのはなぜか

「何がおすすめか」「美味しく食べる方法」などを魚屋の店主から教えてもらうことも(写真:イメージマート)

「何がおすすめか」「美味しく食べる方法」などを魚屋の店主から教えてもらうことも(写真:イメージマート)

 しかし、スーパーが台頭してくると街から魚屋が消え、「お魚コンシェルジュ」がいなくなっていきました。この頃から魚の消費がどんどん減って魚離れが進んでいきます。

 実は、この「お魚コンシェルジュ」は、鮮魚の流通にとって非常に大事な役割を果たしていたのです。どういうことかをお話をしましょう。

 魚の生産方法は、今も天然から魚を漁獲する方法が半分以上となっています。そうすると、毎日入荷状況が変わってきます。

 今日安く仕入れた魚が明日高くなるかもしれませんし、違う魚が安く入荷してくるかもしれません。また、普段見ない魚が入荷してくることもあるでしょう。

 さらに、魚は種類が豊富で、日本で主に食べられている魚種だけでも30種類は超え、時々食べるものも含めると500種類以上を超えてきます。さらには、加工品も様々なため、「お魚コンシェルジュ」に必要な魚全般の知識は膨大なものとなります。

次のページ:スーパーでの魚の対面販売が難しい理由

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