推し活に好意的な職場でも「ルール」化
商社勤務の女性・Bさん(30代)の職場の男性上司(40代)は、推し活に好意的だったが、最近「ルール」ができたという。
「うちの職場では、割とアニメキャラクターの卓上カレンダーやマグカップなどを普通に使っている人が多く、それきっかけに会話が生まれて社内コミュニケーションに一役買うこともよくあります。何よりも上司が女性アイドルグループの大ファンで、ライブに行くために休みをとるぐらいです」
理解がある上司の考えに変化が起きたのは、ある男性社員の推しグッズが原因だった。
「セクシー系のキャラタオルを椅子にかけている男性社員がいて、派遣社員の女性から苦情が入ったようでした。たしかにいくら個人のスペースでも通りすがりに目に入りますし、その一件以来、定期的なデスク周りチェックが入るようになり、セクシー系は禁止になりました。そうした措置はわからなくもないなという感じです。個人のスペースといえど、全体としては『職場』という認識が大事、ということのようです」(Bさん)
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