結果を出してくれれば全然問題ないという職場も
社員を管理する側の上司はどう思っているのだろうか。金融機関勤務の男性・Dさん(50代)は、「外部の人から見えないオフィスであれば、ある程度は許容してもよいと思います。ただ程度問題はあるでしょう」と語る。
「推しのグッズが周りにあることで、癒やされたりモチベーションが上がったりするなど前向きな効果があるなら、全然構わないというスタンスではあります。家族写真やペットの写真を飾るのと同じでしょうか。
ただし程度問題ではあります。たとえばいくら私服OKの職場であっても、オフィスにおいて露出が多すぎるとか派手すぎるような格好が好ましくないのと同じで、もしもあまりに露出の多いキャラやタレントさんのグッズが置かれていたら、ちょっと注意はするかもしれません」
広告代理店勤務の女性・Eさん(40代)は、「結果を出せば、結局問題ないのでは」と言う。
「業種にもよると思いますが、広告代理店は推し活に割と理解がある業界のように思います。うちは会社のデスクに何を飾っていようが、結果を出してくれれば全然問題ないというスタンス。ただ、自由と責任はセット。推し活に励むだけで、結果が出ていなければ、周囲から『そんなことより仕事に集中しろ』と言われても反論はできません。逆にいえば、推しのグッズまみれにしてめちゃくちゃ結果を出しているのであればカッコイイという話です」
いくら推し活が広く認知されても、職場となれば、公私のバランスが問われるのは必定のようだ。