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「新大久保とは違います!」韓国カルチャーが席巻する「原宿・竹下通り」に若者たちが集うワケ 「ちょっとした遊園地」「映えフードがずらり」…SNS発の流行はいつまで

訪日観光客も多く、賑わう竹下通り

訪日観光客も多く、賑わう竹下通り

 いま原宿・竹下通りに、韓国系の店が急増している。原宿といえば、ファッション誌『an・an』(マガジンハウス)や『non-no』(集英社)に影響を受けた1970~80年代の“アンノン族”や、きゃりーぱみゅぱみゅに代表されるポップで個性的な“青文字系ファッション”など、その時代の若者文化の発信地として知られてきた。そんな竹下通りを、近年は韓国発のカルチャーが席巻しているのだ。

 2024年5月には韓国グリークヨーグルト専門店「Bowls #」が竹下通りに出店。新大久保に店を構える韓国カフェ「大久堂(OKUDO)」の系列店「OKUDO DINNING&CAFÉ」が8月に、韓国のライフスタイルブランド「ウィグルウィグル」の日本1号店「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」が12月に、それぞれオープンした。全長約350mの竹下通りに店を構える“韓国系ショップ”は、2025年1月時点で15店舗以上に及ぶ。

 なぜ韓国カルチャーが若者たちに支持されているのか。最新の原宿・竹下通りを歩き、流行のワケを追った。

「ちょっとした遊園地みたい」なフォトスポット

カラフルでポップな外観が際立つ「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」

カラフルでポップな外観が際立つ「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」

「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」店内にて、Wiggle Bearと撮影できるフォトスポット

「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」店内にて、Wiggle Bearと撮影できるフォトスポット

 竹下通りで最も新しい“韓国系ショップ”で、独特なカラーリングやデザイン性が人気の雑貨店「WIGGLE WIGGLE.ZIP HARAJUKU」は、2024年12月14日にオープンしたばかり。カラフル・ポップなデザイン展開は商品のみならず、店舗自体にも反映されている。赤やピンクが特徴的なガラス張りの外観が目を惹き、中に入ればオリジナルキャラクターの『Little Play Bunny』と『Wiggle Bear』が出迎える。店内に用意されたフォトスポットには行列ができるほどで、このカラフルでファンシーな“映え”空間は、若者に人気が出る理由のひとつだろう。

 実際に足を踏み入れると、店内は女性だけでなく、男性同士のグループや家族連れ、観光客などさまざまな人で大賑わい。あちこちで「かわいい!」「ヤバ!」という声があがるなか、茨城県から遊びに来たフリーター・Aさん(10代女性)は、「TikTokやYouTubeで、韓国・島山(トサン)店に行ってみた動画を見てからずっと気になっていたので、ここに来られて嬉しい!」と興奮気味に話す。

「買い物に来たというより、遊びに来たという感じです。グッズが可愛くて、見ているだけで気分がアガる。フォトスポットは床が斜めになっていたりして、店全体がテーマパークのような空間なので、店内にいるだけでワクワクします」(Aさん)

次のページ:いちご飴など韓国の“映えフード”がずらり
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