ご飯と一緒におでんを食べてみた(イメージ)
おでんは“メインのおかず”ではない
大阪府在住のCさん(30代男性)は、「母がよく夕食のおかずにおでんを作っていた」という子供時代を振り返る。とはいえCさんは、「メインのおかずにはなりにくい」と主張する。
「基本的におでんはガッツリしたものが入っていないので、物足りなさはありましたね。『今日のご飯はおでんよ』と言われても、テンションが上がらない。こんにゃくとかはんぺんでご飯はなかなか食べられませんでした。食べてもいいと思えるのはせいぜい牛すじ、玉子ぐらい。
好みの問題ですが、練り物って全部似たような味というか……。単純に飽きるんですよね。それなのに、親は作るのが楽だという理屈で大量におでんを作り、おでんの日はもうそれ以外のおかずを作らない。箸が進まない私の姿をみて、おでんにウインナーを入れてもらったのはいい思い出です」(Cさん)
「おでんって、大人になっておいしさがわかるメニューなのかなと思います」というCさん。「おでんは、煮物として3品ぐらいの“サブ”の位置づけならいいんですけどね。個人的にはそれだけでおかずを食べるのは厳しい」と話す。
おでんはお酒を飲みながら数品つまむもの
東京都在住のDさん(50代男性)は「おでんはお酒のつまみ」とキッパリ。ご飯のおかずとしては考えていないようだ。
「東京のおでんのイメージは、味付けが醤油ベースで練り物が多いのかな。ご飯と一緒というよりは、お酒を飲みながら数品つまむものだと思っています」(Dさん)
地域によっても味が違うおでん。メインのおかずにするのも、サブの位置づけにするのも、人それぞれの楽しみ方があるようだ。