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ライフ

「いいね!のために友人の夫と2ショット」「最古参ファンとしてマウント発言を繰り返した末に出禁」…とかく厄介な“承認欲求が強すぎる人々”の迷惑実例とつきあい方

推し活でマウント!出禁を言い渡されて

 私の友人H奈(32才)は、推し活に人生を捧げているタイプ。5年前から、ある男性地下アイドルグループを応援していて、私にもよく彼らの魅力を語ってくれました。

 当時そのアイドルのSNSフォロワー数は、わずか2桁。H奈は最古参のファンとして、自分のSNSで地道に応援や宣伝をして拡散に協力していました。アイドルたちからもH奈は認識されていて、SNS上でやりとりするなどの交流までするほどに。

 ところが、そのアイドルグループが一気にブレーク。たまたまテレビで紹介されたことがきっかけでした。H奈は推しが有名になるうれしさと、身近な存在ではなくなっていく寂しさ、新規ファンへの嫉妬などに苛まれ、

《私は無名の頃からあの子たちを推してきたからわかるんだけど……》といったマウント発言をSNS上で繰り返すことに。揚げ句の果てには、アイドルのSNSに、《Kくんのあのファンサはないわ~。それじゃ古参は離れるよ》といった見当違いのコメントを投稿したり、ライブのチケットを複数枚買い占め、前方の列に客が入らないようにしたりと、迷惑行為をするように。

 結果、ライブやイベントへの“出禁”をアイドルの事務所から言い渡されてしまいました。いまは別の地下アイドルに目をつけ、同じことを繰り返そうとしています。

【柳川さんのアドバイス】
「出禁にされた時点で、自分の言動を客観的に振り返ってほしいもの。推しは応援する存在であり適度な距離感が大切です。できれば推し以外の楽しみも見つけられるのが望ましいので、別の遊びに誘うなどしてみてはいかがでしょう」

【プロフィール】
柳川由美子さん/不安専門カウンセラー、公認心理師、臨床心理士、ヘルシーライフサービス代表取締役。自分自身の不安症の克服経験から、カウンセラーとして独立。著書に『不安な自分を救う方法』(かんき出版)、『晴れないココロが軽くなる本』(フォレスト出版)。

取材協力/川辺美奈子

※女性セブン2025年1月30日号

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