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投資
おけいどん式投資メソッド

【アフター・トランプを見据えた投資の極意】資産1.8億円の億り人・おけいどん氏が教える「トランプ後まで保有したい米国株選び」5つのポイント

さらに4年後の「アフター・トランプ」を見据えた米国株の選び方とは(時事通信フォト)

さらに4年後の「アフター・トランプ」を見据えた米国株の選び方とは(時事通信フォト)

 1月20日(米国時間)、ドナルド・トランプ氏が米国の第47代大統領に就任した。前回政権時(2017~2021年)は株式市場を意識した発言がよくみられたことから、2期目も「トランプラリー」に期待する投資家は多い。しかし、トランプ氏の任期は4年間に過ぎず、短期間の投資にはリスクが伴う。「トランプ2.0(第2次トランプ政権)からその後まで長期で安心して持てる配当株を選ぶのも有力な投資戦術」と言うのは、高配当株・増配株への投資で1.8億円の資産を築いた億り人のおけいどん(桶井道)氏。『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)が話題のおけいどん氏が“トランプ後”まで期待できる米国株の選び方を解説する。

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 トランプ氏が米国大統領に就任し、トランプ相場の再来により関連銘柄に投資すれば株価上昇を期待できるでしょう。他方、投資は長期で行なうものでもあります。トランプ氏は2度目の登板であり、再選はありません。つまり、4年後には「アフター・トランプ」が訪れるのです。よって、トランプ相場でのジャンプアップを狙うのではなく、トランプ2.0からその後に至るまでの長期投資に向いている配当株も選択肢になるでしょう。それには企業の「ブランド力」が重要です。アフター・トランプでも安心して期待できる米国の配当株について解説します。

米国株が強い理由は「国の強さ」

 まず米国株が強い理由について「国」「企業」「歴史」と3つの切り口から解説します。

 1つ目はシンプルに「国力がある」こと。国力の強さは米国株の強さの理由となります。国力とは人口増加に比例するもの。人口増加は内需の拡大、つまり経済拡大に直結します。基軸通貨ドルを有しGDP世界一の経済大国であることは言うまでもありませんが、世界最大の株式市場には世界中からお金が集まります。世界最強の軍隊である米軍の保有、エネルギー自給率、食料自給率の高さも米国の強さです。

 2つ目は「企業に期待できる」という点。最先端技術を開発するのはいつも米国企業であり、世界的にブランド力のある商品を持つ米国企業は多い。そういった企業は経営者がプロフェッショナルであり株主への還元意識が高く、企業のガバナンスが整っており、また不景気でも利益を出す企業が多いのです。

 3つ目は「株価の歴史」が証明しています。米国株式を代表する指標である「NYダウ」「S&P500」「NASDAQ総合指数」は、リーマンショックなど一時期の落ち込みはあるものの復活し、ずっと上昇してきたという力強さがあります。

 これらを鑑みると、やはり米国株には魅力があり、ぜひポートフォリオに加えておきたいところです。資産形成に欠かせないと思います。

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