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キャリア

《トラウマにドストライク》ACジャパンの“教育虐待”テーマCMを見て蘇った「親にやりたいことを諦めさせられた」痛切な記憶 「私もバレエを続けたかった…」「泣きそうになった」

親に何かを諦めさせられた経験がある子どもは少なくない(イメージ)

親に何かを諦めさせられた経験がある子どもは少なくない(イメージ)

 中居正広さんの女性トラブルの影響で、フジテレビのCMは目下「ACジャパン」が占拠状態。なかやまきんに君の「検脈」、ゆうちゃみの「防災バッグ」、嶋田久作の「決めつけ刑事」、近藤真彦の「聴力検査」といったCMが繰り返し流れているが、目下“闇が深い”と話題なのが“教育虐待”をテーマにしたものである。

“行き過ぎた教育になっていないか?子どもの心を尊重しているか?”を問いかけるという意図で作られたCM。“あなたのためだから”という理由で勉強させられている男の子が、本音では野球をやりたかったという内容で、自身の幼少期を思い出す人たちが続出しているのだ。かつての自分の姿をCMに重ね合わせ、「親の思いに振り回され、やりたいことができなかった」という大人たちが、今思うこととは。【前後編の前編】

「今は勉強だけしていればいいの。全部あなたのためだから」と語りかける母親(ACジャパンホームページより)

「今は勉強だけしていればいいの。全部あなたのためだから」と語りかける母親(ACジャパンホームページより)

 CMは、帰宅途中と思しき一人の少年が野球グラウンドの脇で足を止め、子どもたちが野球をする様子をじっと見つめるシーンから始まる。少年に気づいたコーチが「野球やってくか?」と声をかけるものの、少年は逃げ出してしまう。続いて自宅のシーンに切り替わると、「90点」と書かれたテスト用紙を持った母親が少年に「今は勉強だけしていればいいの。全部あなたのためだから」と語りかけるが、少年は暗い顔のまま。そこで、

〈子どもの精神的幸福度37位(先進国38か国中)〉
〈子どもの心を尊重していますか?〉

というテロップが登場した後、再びグラウンドを通りがかった少年を、コーチが再度野球に誘う。少年は、今度こそコーチのもとに嬉しそうに駆け出していく──という内容だ。

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