「ネギの青い部分は傷むのが速いと聞いたので、少しでも長持ちさせたいと思って、コップに水を入れて、そこにネギの青い部分を浸けて保存していたんです。でも、すでにちょっと傷み始めていたのか、若干嫌な匂いが出ていたらしいんですよね。
夫はそういう匂いにかなり敏感で、ある日仕事から帰ってきた時に『なんか腐ってる!』って強めに言われたんです。『ネギの青い部分かもしれない』と言ったら、『そんなもの捨てろ!』って怒られちゃって……。せっかく節約のために取っておいたのに、頭ごなしにそんなことを言われて、こっちもイラっときてしまい、そのまま言い合いになりました。それ以来、ネギの青い部分を使った料理は夫には出していません」(Aさん)
白ネギの青い部分をコップに入れた水につけて保存
東日本出身の夫と西日本出身の妻の衝突
西日本で好まれてきた青ネギは、白い部分が少なく、青い部分を主に食べる。西日本の食生活に慣れ親しんだ人のなかには、“白ネギ”であっても青い部分を食べるのは当然だと考える人もいる。
大阪府出身の会社員Bさん(30代女性)は、埼玉県出身の夫(30代・会社員)と結婚し、現在埼玉県に暮らしている。Bさんは「白ネギの青い部分も限界まで使う」という。
「白ネギの青い部分も食べられるところ。あまりに先っぽだと固すぎることはありますが、火を通してしまえば普通に食べられます。どうしても固い時はダシを取る時用にまわします」