パスワード、なんだったっけ(イメージ)
オンライン上のサービスを利用するために必要なのが「ID」と「パスワード」だ。サービスごとに異なるパスワードを使うとなると、当然管理が大変になる。一方で、ログインする必要のあるサービスは増え続けるため、ついにパスワードを管理しきれなくなっているという人も少なくないようだ。
基本的に同じパスワードを使い回していたところ、情報漏洩の危機を感じたのは、都内に住む会社員のAさん(40代男性)だ。
「ネットを使うようになって20年以上、基本的にどのサービスも同じパスワードを使い回していたんです。でも、あるとき自分がよく使っていたサービスの情報漏洩事件があって、それ以降迷惑メールが増えたり、怪しげな詐欺電話がかかってきたりするようになりました。自分のパスワードまでが流出していたかどうかは不明ですが、いつか漏れてしまう可能性も高いと思い、特にクレジットカードの情報を登録しているサービスについて、複雑なパスワードに変更したことがあります」(Aさん)
サービスごとに異なるパスワードを再設定したはいいものの、そのすべてを新たに覚え直すことは簡単ではない。そこでAさんは、パスワード管理アプリを使うことにした。
「私が使っているのは、GoogleパスワードマネージャーとiPhoneのパスワードアプリです。アプリにパスワードを登録させれば、自分で入力することなくログインできるのでかなり便利。もはや、再設定したパスワードはまったく覚えておらず、完全にアプリ任せです。アプリがサービス終了したら、すべてパーになりますが……」(Aさん)