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家計

「積極的に中古品を取り入れます!」Z世代の新社会人たちが明かすビジネスアイテム調達事情 「スーツ・鞄・靴もリサイクルショップで揃えました」

仕事のアイテムを“コスパよく”揃えたい人たちも(写真:イメージマート)

仕事のアイテムを“コスパよく”揃えたい人たちも(写真:イメージマート)

 近年、「売り手市場」が叫ばれている就職市場。2025年卒業見込みの大学4年生たちも、スーツや革靴を揃えたりと、新生活に向けて着々と準備を始めている。そんなZ世代の新社会人たちに、ビジネスアイテムをどうやって揃えているか、リアルな声を聞いた。

バブル世代の母親からは「新社会人になるのに中古品なんて」

 社会人1年目の男性・Aさん(24歳)は、顧客の業務を分析し、ITシステムの企画や開発、運用、保守などを請け負っているSIer(システムインテグレーター)として働いている。在宅勤務も多いというが、出社用の革靴と鞄は、トレジャーファクトリー(トレファク)やセカンドストリート(セカスト)といった中古のリサイクルショップで調達したという。

「内定をもらい、準備をするなかで新しく革靴と通勤用の鞄が必要だ、ということになり、中古のリサイクルショップを回って調達しました。『トレファク』や『セカスト』などの店は、カジュアル着だけでなく会社員も使える革靴や鞄、ネクタイ、ジャケットなども販売しているんですよ。

 僕の会社は4月の給与がなく、また大学時代にリボ払いをしていたこともあって、お金に余裕がなかった。それに月の半分は在宅勤務と言われたので、全部を新品で揃えるのがもったいなくて、中古で十分と判断したんです。革靴は4000円くらい、鞄もセールだったので3000円くらいで買えましたし、いまでも愛用しています」(Aさん)

 そんなAさんだが、両親からは中古で揃えることに対して苦言を呈されたという。

「母親から、『新社会人になるのに、中古品なんてよくないよ』と言われました。親はバブル世代なので、まあ価値観が違いますね(笑)。ただ、うちの親もお金に余裕があるわけではないので、時計をプレゼントしてくれたうえで、『私たちが全部揃えてあげられなくてごめんね。今は中古で仕方がないけど、いつかお金を貯めて新しいものを身につけてほしい』と言っていました」(Aさん)

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