アベノミクスでグロース市場に追い風
すぽさんが新たなスタイルで投資をするようになったのは2011年頃。その後、第2次安倍政権(2012年12月~)がアベノミクスを打ち出し、日本のグロース市場に大きな追い風となった。
「好んで株を買っていたデジタル・プラットフォームを提供する会社や、ストック型(継続課金型)のビジネスモデルの会社は、アベノミクスの恩恵を受けて急成長。その結果、資産は5年あまりで10倍ほどになりました。ちなみに、“億り人”と書いてもらうのは問題ありませんが、総資産などは公表しないことにしています」
2018年に約20年間務めた会社を退職して、専業投資家となったすぽ氏。それまでは夫婦で共働きをしていたが、子供の小学校入学を機に“主夫”になったという。家事や育児をこなしながら投資家として資産を運用し、ブログや著書で世間に情報を発信している。
そうした投資歴を持つすぽさんは、トランプ米大統領の政策で市場が激しく動くなか、どのような銘柄に注目しているのか。関連記事『5年で資産10倍のすぽさんが厳選した「トランプショックに振り回されないグロース株5」』では、最新の注目銘柄を紹介している。
【PROFILE】
すぽ/サラリーマン時代の2004年に投資を開始。企業分析の知識を活かして中国株を中心に運用するも、リーマン・ショックにより資産を大きく減らす。日本株へと身を転じた後、2011年からは成長株への投資で資産を5年で10倍以上に伸ばした。2018年には会社を退職し、現在は主夫に。中長期投資を軸にした自身の投資手法を紹介するブログ「すぽさん投資ぶろぐ」を運営。著書に、『10万が100万になる株の本当の探し方』(ぱる出版)がある。