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LINEのプロフィール画像を変えられない人たちの本音と葛藤 「アイコンにこだわるのは恥ずかしい」「変えたら友達に不評のワケ」、社会人デビューに際して悩む学生も

iPhoneなら「既読」をつけないでLINEを読むことができる

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「人は思った以上に相手をアイコンで認識している」

 都内在住の自営業Yさん(40代女性)は、先日10年近く使っていたキャラクターのアイコンから夜景の写真に変更してみたものの、1日で元に戻した。自分では気に入っていた写真だが、「見つけてもらえない」ことが理由だった。

「そもそもアイコンを変えたのは、キャラクターを使っていることがそろそろ恥ずかしくなってきたから。でも、アイコンを変えたらLINEを送っても『誰だかわからなかった』とか、『何が写っているのかわからない』とか、とにかく不評でした(笑)。思った以上に、人は相手をアイコンで認識しているんだなと。こんなことになるなんて予想外だったので、すぐに前のアイコンに戻しました」(Yさん)

 Yさんが、親しい人たち何人かに「キャラクターアイコンを使っていることについて、どう思うか」聞いてみたところ、「むしろもう、それがしっくりきていた」という回答だった。

「そもそも見知らぬ人とLINEはしないので、私がどういう人間かわかっている人が多く、むしろ風景画像だと違和感があったようです。アイコンは“その人だとわかりやすいかどうか”が大事で、自分が考えすぎなだけなのかと思いました」(前同)

社会人になる前に変えたほうがいいのか

 自分の人となりや生活状況をほのめかすことになるLINEのプロフィールアイコンについて、変えるタイミングを最も悩んでいるのは、就職を控えた学生かもしれない。

 大手質問サイトには「社会人でも可愛いぬいぐるみの写真を使っていいでしょうか」「好きな食べ物の写真は大人でも大丈夫ですか」「彼女との思い出の写真は大人げないですか」など、社会人を前にプロフィール画像について悩む声が散見され、回答には概ね「人を不快にさせなければ問題ない」といった主旨のものが並ぶ。

 あるメーカーの人事採用担当者は「変える必要は特にない」というが、「さまざまな感想を抱く人がいるので、個人のLINEで会社の人とやり取りをする場合には、どこまで“プライベート”な顔を公開していいのか、関係性は考慮したほうがいいかも」とアドバイスする。さまざまなシーンで活用するLINEなだけにプライベートとの境目が難しいのも、アイコン設定の悩ましいポイントなのかもしれない。

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