超がんばっても「月に5000円まで」
ショップ店員のAさん(30代女性)が契約するのは、AmazonプライムとU-NEXTの2つ。「ネトフリやHuluに入っていた時期もあったけど、解約した」という。なぜか。
「見放題というと一瞬お得に聞こえるけど、どうせそんなに見ない。どうしても見たいものがあれば、その時だけ入ればいいというスタンスで、ネトフリとHuluを解約したのですが、その後“どうしても見たいもの”ができたことはないですね。独自コンテンツが話題になっているのを耳にしても、そもそも見るものが多すぎて、その出演者や監督のファンとかじゃない限り、知らないなら知らないで生きていけるなと。一度退会したら、見ないでもったいないという気持ちにもならなくて、心が平穏でいられます」(Aさん)
さまざまなサブスクを解約する中で、なぜアマプラとU-NEXTを残したのか。Aさんは「自分の趣味にかける熱量による」といい、自身は「音楽は広く浅く、漫画はがっつり読みたい」タイプだからだという。Aさんが説明する。
「まずアマプラは、配送無料と、音楽がついてくるのが大きい。私は音楽でもそんなに誰が好きっていうのもなく、トレンドを押さえられていたらいいかなというレベル。なので、Spotifyやアップルミュージックも入ってないです。SpotifyはアプリをDLしていますが、あくまでも無料の範囲内での利用ですね。
U-NEXTがいいのは、私が漫画を読むからです。月額2189円で1200ポイントがついてくるシステムで、そのポイントで漫画を買っています。雑誌も読めるし、映画やアニメ、テレビ番組も多少あるので、トータルでいうと私的にコスパがいい。ただ、買いたい漫画がなくなったら解約するかもしれません」(Aさん)
Aさんの選択ポイントは、映像、配送、音楽/漫画、雑誌と、テレビ番組のように、同一サービス内で複数ジャンルが楽しめることらしい。そんなAさんは「なんとなく、エンタメ系のサブスクにかけるお金は1か月3000円ぐらい、超がんばっても5000円以内に抑えたい」と言う。
「そもそもスマホ料金が月に1万円ぐらいかかってるし、スマホの本体の割賦料金も4000円ぐらい払ってます。家のネット回線も月額4000円ぐらいする。水道光熱費を合わせたら、月に3万~4万円が余裕でかかっているわけです。気持ち的に、これ以上かかるのはしんどい」(Aさん)