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投資
伝説のプログラマーが説く「メタトレンド投資」の極意

「最悪ゼロになってもいい」から大化けへ 伝説のプログラマー投資家・中島聡氏が2014年から少額投資していたエヌビディア株を“買い増す決断”をしたタイミング

 このようにメタトレンド投資においては、「次のきっかけ」を見極め、適切な行動を取ることが成功への鍵となります。

 この「次のきっかけ」の代表例はNVIDIA のケースのように、企業のCEOが将来の成長に向けた新たな方針を力強く打ち出すことが挙げられます。それ以外にも決算発表や長年赤字だった企業の黒字転換、あるいは停滞していた売上が急激に伸びはじめるといったことも「次のきっかけ」になり得ます。

 そうした出来事があったときに「このまま保有するか、買い増すか、売却するか」を判断するわけです。

 ウォッチリストは「メタトレンド投資で大きく跳ねそうな企業を見守り、買い増しや売却を判断するためのツール」です。焦って大金を投じるのではなく、小さくスタートし、自分ごととして情報収集を強化しつつ、きっかけが訪れたら一気に動く。そのためにもウォッチリストを活用し、「次のきっかけ」を逃さないようにしましょう。

■後編記事《「10年、20年かけて株価10倍、100倍へ」エヌビディアの価値を見抜いた伝説のプログラマー投資家が“次のエヌビディア”を見込んでウォッチリストに入れている銘柄とは》につづく

※中島聡・著『メタトレンド投資 10倍株・100倍株の見つけ方』(徳間書店)より一部抜粋・再構成

元マイクロソフトのプログラマーで、さまざまなソフトウェア開発をおこなう傍ら、投資家としても活躍する中島聡氏(写真:徳間書店提供)

元マイクロソフトのプログラマーで、さまざまなソフトウェア開発をおこなう傍ら、投資家としても活躍する中島聡氏(写真:徳間書店提供)

【プロフィール】
中島聡(なかじま・さとし)/1960年北海道生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。マイクロソフトでソフトウェア・アーキテクトとしてWindows95などの基本設計を手がける。2000年にXevo(旧UIEvolution)を創業。2019年に同社を3億2000万ドルで売却。現在はさまざまなソフトウェア開発を行っている。

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