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投資

【ドル円週間見通し】下げ渋りか 日米中銀の政策決定後はドル買い戻しの可能性も

今週のドル円注目ポイントは?

今週のドル円注目ポイントは?

 投資情報会社・フィスコが3月17日~3月21日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は下げ渋りか。日本銀行金融政策決定会合は政策維持の公算で、円売りに振れやすい。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の景気認識が注目されるが、米高関税政策でドル買い地合いに変わりはないだろう。3月18-19日開催の日銀金融政策決定会合では、日本のインフレ圧力を背景に追加利上げへの期待は根強い。ただ、これまで金融当局者から利上げを急がないとの見解が聞かれ、政策維持の公算。その際には、円売りが見込まれる。

 また、FOMCは2会合連続で政策金利の据え置きが予想される。足元で低調な経済指標が続くなか、連邦準備制度理事会(FRB)当局者から弱気な景気認識が聞かれれば次回の追加利下げをにらみドル売り地合いに。FOMCを挟み、2月小売売上高、3月NY連銀製造業景況指数など重要経済指標が注目され、これらが市場予想を下回る内容だった場合、景気減速を警戒したドル売りが膨らむ見通し。

 他方、NY株式市場の調整入りは円買い材料だが、米トランプ政権高関税政策は引き続きドル買い要因。先行き不透明感による円買いに振れても、ドルへの買戻しが相場を支える可能性があろう。

【日本銀行金融政策決定会合】(3月18-19日開催予定)
 日銀は3月18、19の両日、金融政策決定会合を開催し、現行の政策金利を維持する公算。当局者はタカ派姿勢を崩していないが、慎重な意見もあり、見方は分かれる。

【FOMC】(3月18-19日開催予定)
 3月18-19日にFOMCの会合が開かれる。現行の政策を据え置く公算。一段の緩和にも慎重とみられるが、弱気な景気認識が示された場合、ドル売りの可能性も。

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