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家計

「これなら買い換えたほうが安いし早いよ…」保証期間を過ぎた家電が故障、意外に高い修理のハードル なんでも「修理したほうが安く済む」の誤解

故障したときが買い替え時と考える

 多くの家電は、メーカー保証期間内、かつ自然故障なら無料修理が可能だ。さらに多くの販売店では独自の長期保証サービスを行っている。しかし、そういった保証サービスを一切活用したことがないという人もいる。神奈川県に住む自営業のBさん(40代女性)は、「追加で保証サービスには入らない」と決めている。

「もともとモノに執着がないというか、壊れたら縁がなかったんだなと思えるタイプだというのと、運がいいことに、これまで使っている家電が故障したことはありません。10年くらい使って動きが怪しくなったのは洗濯機ですが、そういうときは“買い替え時”だと思って、新しいものを買います。逆に言えば、故障しなかったら何年も使い続ける。いま使っている冷蔵庫やテレビは10年以上前に買ったものです」

 多くの家電メーカーの公式サイトでは、メーカー保証期間を過ぎた後に修理する場合の症状別修理費用の目安が紹介されている。ある家電メーカーのサイトで冷蔵庫の修理費用の目安を見てみると、簡単な部品交換でまかなえる場合は1万5000円程度だが、コンプレッサーの交換となると12万円以上かかることもあるという。

 また、各メーカーでは補修用性能部品の保有期間を定めており、例えば冷蔵庫では製造中止から9年などとしているが、それを過ぎてしまうと修理するための部品がなくなることもある。家電を購入する時は、いつか壊れた場合、その有料修理にはどれだけの費用がかかるのかをある程度把握しておくのは大切なことかもしれない。

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