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「これは常習犯だな…」多国籍ファンが集うK-POPアーティストのライブ会場で目撃された“外国人の盗撮手口” 注意をすると「日本語わからない」、ライブが終わると即退散で通報できず

空いている座席に無断で座り「日本語わからない」

 ルール違反を注意しても、「日本語がわからないから」という理由で無視されたケースは他にもある。大手メーカーに勤務する女性・Bさん(30代)は、自身が応援しているK-POPボーイズグループのコンサートで、次のようなトラブルに巻き込まれた。

「先日、友達と2人でK-POPのコンサートに行こうとチケット取りました。アリーナの良い席でしたが、当日友人が熱を出してしまって会場に来られなくなり、私の右側の席は空席となりました。すると、公演がはじまった直後、しれっと別の人がその席に座ったのです。持ち物やグッズ類から、中国人のファンだとわかりました。

 座席を間違えたのかと思い、少し様子をみていると、コンサートがはじまっても席を移動しない。そこで、『この席は私の友達の席だから、あなたの席じゃないよ』と、ジェスチャーをしながら、デジタルチケットの番号見せました。すると、その女性はへらへらと笑いながら、『日本語は理解できないから(笑)』という反応で、『私の席だ』と開き直ってきたのです。

 途中からどうしても許せなくなって、コンサートの途中にスマホでGoogle翻訳機能を使い、『この席は私の友人な座席だから、あなたの座席ではない。あなたのチケット番号を見せてください。移動してください』と表示しましたが、それも無視されました」(Bさん)

スタッフに通報しようにも泣き寝入りするしかない

 女性はその後、座席を移動しないどころか、さらなるルール違反を重ねてきたという。Bさんは続ける。

「もう、イライラしてライブを楽しめなくなっていたのですが、もっと驚いたのは、その女性が、大きめのパーカーのそでで隠しながら、小型のビデオカメラのようなもので盗撮をし始めたんです。この手法はファンのあいだでもよく知られていますが、すぐに外部にデータ転送ができ、もしスタッフに盗撮が見つかっても、データが消去済みで証拠が残らないというやり口です。もう一度注意しようと思った矢先、メンバーが花道を歩いて座席のそばに来ると、彼女はまた勝手に移動してアイドルの方に近づきました。

 そしてメンバーを撮った直後、彼女はそそくさと会場を後にしました。ライブ後、スタッフに通報としようと思いましたが、いかんせん彼女の正しい座席番号がわからない。言葉がわからないことを悪用して間違えたフリをし、自分の座席番号とは異なる席に座って盗撮することで運営に通報されないようにする。これは常習犯だなと察しました。泣き寝入りするしかなかったので悔しいし、楽しみにしていたライブが不快な思い出になり、二重で最悪でした」(同前)

 K-POPライブの終演直後に、SNSでライブの盗撮映像が出回るケースは実際に確認されている。“言葉の壁”があるのをいいことに、悪事を働く外国人ファンを苦々しく思っているファンは少なくないのかもしれない。

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