Kojiさん実際のトレード。下髭のタイミングで購入できるよう研究した
トイレ休憩3分の集中トレードで1日6万円を稼ぐ!
──ところで、トイレ休憩中にトレードしていると言っていましたが、1日どれくらいトレードに時間を充てているんですか?
Koji:1日3分間だけと決めているよ。
──3分! 思っていた以上に短いですね……。
Koji:それは僕が兼業投資家だからさ。株の専業投資家は相当上手くならないとできないと考えている。なぜなら生活がかかっているからね、絶対に負けられない。でも兼業投資家は、本業の収入もあるし専業投資家よりもメンタル面も含めて条件は絶対に有利なはず。だから僕は仕事に集中することが大前提だと考えていて、相場の地合いにも影響されにくい3分間という短い時間で投資をしているんだ。またデイトレードではポジションを長く持つとリスクが高まるしね。
──その3分の中で売買をするんですか?
Koji:そうそう。トイレの個室に入ってパンツを下ろしたら、スマホの電源を入れてアクティブになるまで20秒。そこから狙っていた銘柄のチャートと板を見て、自分の想定通りの値動きになっていたら即決で買い。いきなり全資金を投入することもある。そして、3分後には売ってトレード終了だね。
──シチュエーションがおもしろい(笑)。でも、そんな短期間で株価は上がるものなんですか?
Koji:そこはスクリーニングした銘柄のうち、確実に上がると思ったものを厳選しているからね。あと、値動きの検証から導いた癖から反転しそうな時間も事前に分析するから、その時刻にトイレ休憩に行くようにしているよ。けれど、トイレに行った時間に自分の思っていた値動きをしていない場合には、下ろしたパンツをそのまま履き直して、トレードしない選択をすることも多い。とにかく負けないことが大切。機関投資家など大口のさまざまな事情から良い銘柄でも売られることもあるし、「不確実なものから再現性を見出す」という理不尽なものがトレードだからね。とにかく自分の得意なところでしか入らない、それが勝ち続けるための最も重要なことだと思うよ。
──パンツが試合の開始と終了を告げるホイッスルですね!
Koji:そうそう(笑)。この方法の何が良いかというと、相場全体で大暴落が起きた時もダメージがないんだよね。だって、買った銘柄も3分後には売るし、保有していないから。
──例えば、3分間の中で、トレードをしようと思っていた本命のA銘柄が思ったような値動きをしていなかった場合、他にスクリーニングしていたB銘柄でトレードすることもありますか?
Koji:うん、もちろんあるよ。そうじゃないとせっかく仕事が忙しい中、トイレに来たのに機会損失だからね。ただ、さっきも話したけど、機会損失を恐れては絶対に勝ち続けられないよ。また、実際の売買までは、チャートと板を15秒くらい見て瞬間的に判断。「瞬間認知」と呼んでいるんだけど、ここで反転しそうと感じたら買う。短い時間だとたくさん稼げないから、株数も多めに買っているよ。
──株数的には、いつもどれくらいを買っているんですか?
Koji:最近はそこまで多くないよ。以前は1日数十万円の利益を出せるくらいの株数でトレードしていたけど、今は家庭の事情もあって軍資金を引き出してしまったので、1日6万円の利益を目標にトレードしている。前場・後場の1日2回、3分トレードするから、分給1万円だね。なにより利益は大きくなくても、負けずに利益を確実に積みあげることが大事。
──え!? ということは、直近では負けたことはないんですか?
Koji:いやいや、直近では9月に負けたかな。どんなにしっかり分析しても絶対ということはないからね。でも、98%くらいの確率で勝てているよ。
──98%の勝率……、すごいという言葉しか出てきません。