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再開発が進み注目集める「高輪ゲートウェイ」駅の略称問題 SNSでは「高ゲー」と「高ゲ」が横一線、「高ウェイ」が追いかける…駅の利用者に聞くと「略さないですね」

「高輪ゲートウェイ」駅の外観

「高輪ゲートウェイ」駅の外観

駅の利用客は何と呼んでいるのか

 高輪ゲートウェイに本社を構える某大手企業勤務のNさん(40代/男性)はこう語る。

「社内では、略さずに『高輪ゲートウェイ』か『ゲートウェイ』のどちらかで呼ぶ人が多いですね。印刷物だと『高輪GW』というのを見たことはあります。現状では乗り降りするだけなので、会話に駅名が出てくる場面はあまりありませんが、やっぱり言いにくいので、駅周辺がもっと栄えて利用機会が増えれば、何か略称ができる気はします」

 首都圏の交通事情に詳しいライターの金子則男氏は、今後の展開についてこう推測する。

「都内で略される駅名というと、『さんちゃ(三軒茶屋)』『にこたま(二子玉川)』『もんなか(門前仲町)』『あきば(秋葉原)』『しもきた(下北沢)』『ぶくろ(池袋)』『ばば(高田馬場)』『なかめ(中目黒)』あたりがメジャーでしょうか。『むさこ』のように武蔵小杉・武蔵小山・武蔵小金井の3種類が存在する珍しいパターンもあります。

 高輪ゲートウェイの場合、まず浮かぶのは『たかなわ』ですが、近隣に『高輪台駅』『白金高輪駅』が存在するので間違える可能性もありますし、港区高輪という住所は範囲が広いので、住民も『たかなわ』ではピンと来ないでしょう。そうなると面白みはありませんが、本命は『ゲートウェイ』でしょうか。

 近年は『漢字+カタカナ』の駅名が流行りで、越谷レイクタウン、柏の葉キャンパス、品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポート、虎ノ門ヒルズ、南町田グランベリーパーク、流山セントラルパークなど、長い駅名が次々と誕生しましたが、これらはあまり略されている印象がありません。こういったカタカナのが入った駅名は、誕生した瞬間はトレンド感がありますが、時間が経つと色褪せて見えることも。企業主導で付けた駅名が数十年後にどう評価されるか、長いスパンで判断されることになりそうです」

 はたしてどんな略称が定着するのか──。

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