どうすれば、そうした事態を避けられるのか。Bさんが語る。
「空気を読まない人だと思われてもいいので、必ず『勝手に撮影するのはやめて』と伝えるべきでしょう。そもそも他人の写真をすぐに撮る習慣がある人は、今この瞬間から考えを正すべきです。これは学生だけでなく、社会人でも言えることです。自分は大丈夫だと安心するのではなく、逐一リテラシー意識をもつことが大切です」
こうした状況は子どもだけの問題ではなく、保護者にとっても大きな問題だ。『裏垢』『鍵垢』などと複数のアカウントを使い分ける者も少なくないなか、親の目の届かないところで個人情報を流出させ続けている可能性もある。SNSのリスクについては、家族や友人たちとも話し合い、改めて向き合い直す機会を持つべきだろう。