例年より早く、日本各地で30度超えを経験したばかりだが、夏の必需品であるエアコンの掃除を怠ると、健康への影響も大きい。ホコリ1gの中にはダニ約2000匹、カビ約3万個、細菌約800万個が含まれているとされる。
さらに、資源エネルギー庁のHPによると、フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較では、年間で31.95kWhの省エネとなる計算だ。月に約1~2度のフィルター掃除が年約700円の節約になる点も見逃せないだろう。
今のうちにエアコン掃除に着手し、自衛策を始めよう。シーズン中にやるべき3つの定期ケアは、以下の通り。
【1】毎回、切る前に送風をかける
冷房シーズンに入ったら、毎回エアコンを切る前に送風運転を30分行い、内部の湿度を下げておこう。機種によっては、運転後の送風が自動機能となっている場合もある。
【2】フィルター掃除
シーズン中のフィルター掃除も、始める前にコンセントを抜いてから行う。外したフィルターに外側から掃除機をかければOK。乾かす必要がなく手軽なので、2週間に1度は行おう。
【3】本体掃除(2週間に1度)
意外に汚れやすい室内機本体は、シーズン中も2週間に1度はコンセントを抜き、上部やカバーの裏表、送風口などをモップで拭く。これだけでもホコリの侵入を低減できる。