素人の掃除と専門業者のクリーニングの違いは?
もちろんシーズンに入って本格稼働させる前は、しっかりとエアコンを掃除しておきたいが、「エアコン掃除の時期は、室内の空気の点検に絶好のタイミング」と、ダスキン広報の古屋洋さんは言う。
その際は、以下のことも併せて行うと、より効果的だ。空気清浄機はエアコンの向かい側に配置する。空気の通り道にある家具や棚の上を掃除する。カーテンを洗濯する。特に、カーテンは想像以上に汚れやすいため、毎年今の時期にエアコン掃除に合わせて洗濯すると気持ちよく夏の準備ができる。
エアコンは室内機と室外機がセットで働き、室内に冷気を出す。家庭で掃除ができるのは、室内機の本体のカバー、上部、送風口、ルーバー(風向きを調整する吹き出し部の羽根状の板)、フィルターの5か所。熱交換器や送風ファンの掃除は専門家に任せるのが無難だ。素人の掃除と専門業者のクリーニングは何が違うのだろうか?
「熱交換器の中は、常に結露が発生し、気をつけていてもカビが発生しやすいところ。だからこそ、年に1回、高圧洗浄するのが大切です」(古屋さん)
市販の熱交換器やファン用の洗浄スプレーでは、分厚い室内機の裏側まで洗浄できず、内部に残ったホコリや薬剤からカビが発生する可能性が残るため、年に1回は専門業者に分解掃除を頼むのが理想的だ。専門業者のエアコン掃除は1万5000円~が相場。掃除機能つき機種は割高になる。
※女性セブン2019年6月13日号