家計

消費増税前後 家電、日用品、酒、医薬品はいつ買うべき?

消費増税を前にいつ買い物をするべきか(写真:時事通信フォト)

消費増税を前にいつ買い物をするべきか(写真:時事通信フォト)

 10月1日に消費税が10%に引き上げられるが、増税前後の買い物は「ポイント還元」の存在に加え、「軽減税率」そして「増税前後の値動き」を踏まえた判断が求められる。いつ、何を買うべきなのか。

Q:家電を買うなら9月中? 10月になってから?

 増税前に駆け込み購入したほうがよいイメージがあるが、白物家電や小型家電は、「増税後のネット通販」がよさそうだ。

「中小事業者がアマゾンや楽天などのネット通販で販売しているケースが多い。ネット通販でも中小事業者から買えば5%のポイント還元対象で、増税分を上回る得になります」(ファイナンシャルプランナーの森田悦子氏)

Q:トイレットペーパーなど日用品は?

 基本的に慌てて買わなくてよい。

「大手チェーンのドラッグストアやスーパーはポイント還元の対象になりませんが、増税後の落ち込みを避けるため各社とも割引券を付けるなど“還元セール”をする可能性が高い。低価格の日用品は増税額もわずかで、慌てて買い込む必要はありません」(森田氏)

Q:酒や医薬品は?

 軽減税率の対象外なので、9月中にある程度、買っておくのが選択肢となる。

「10月以降に買う場合、酒屋など地域の小売店は5%還元になるが、そうした店はもとの価格が高いことが多い。ポイント還元のない大手チェーンのほうが安いケースもある」(森田氏)

※週刊ポスト2019年9月6日号

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