10月の消費増税を前に、高額な家電の購入を考えている人は少なくないだろう。だが、増税前ならどんな家電を買ってもお得というわけではない。家電によっては、増税後の値下がりが見込める商品もあり、むしろ来年2~3月の決算セールまで待った方がお得になるケースもある。
さらには、4Kチューナー内蔵型テレビなどの人気家電でも、購入が不要な人もいる。昨年、フルハイビジョン放送の4倍の解像度となる「4K放送」が始まったが、4K放送を見るには、4Kチューナー内蔵型のテレビを買うか、4Kチューナーつきブルーレイレコーダーに4K対応型テレビを組み合わせるかのどちらかになる。
今後を考え、多少高額でも4Kチューナー内蔵型テレビを買うべきか迷うところだが、ケーブルテレビや光テレビなどを受信している場合は、配信会社専用4Kチューナーを使うので、4Kチューナー内蔵型テレビは不要だという。テレビを買う際は、不要な機能をつけないですむよう、まず配信状況を確認したい。
そうした点も踏まえて、今こそお買い得な家電にはどんなものがあるか。購買支援サイト「価格.com」を運営するカカクコムの鎌田剛さんが、注目の家電をセレクトした(※注/「価格.com」での8月20日現在の平均価格。型落ちの旧機種や生産完了品は品切れになる場合がある)。
4Kテレビ
4Kチューナー内蔵50V型液晶テレビ『レグザ 50M520X』9万5741円(東芝)は、BS/CS 4Kチューナーを最も早く搭載したモデル。4Kも見られるうえ、昨年夏に発売されたので、今がお買い得だ。
55V型4Kチューナー内蔵有機ELテレビ『ブラビア KJ-55A9G』31万4909円(ソニー)。6月に発売されたのに、すでに最安値で30万円を切った。人気の有機ELテレビを狙っている人におすすめだ。