今回の消費税増税に伴う国による「ポイント還元」の仕組みは、あくまで東京オリンピック前の「2020年6月末までの期間限定」。その期間が過ぎた後こそが私たちの生活を苦しめるのではないか? また、私たちはどのように家計を守っていけばいいのか? 経済本で日本初のミリオンセラーを記録し、家計管理のエキスパートでもあるカリスマ講師の細野真宏さんに聞いた。
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今回の消費税の増税への対策が来年の6月末で切れてしまった後は「ポイント還元」が無くなり、景気への影響が出るのかもしれませんね。
そこで、来年の7月からの対策について、まさに今、国が議論を始めているのです! 現時点で実現性が高そうなのは、「マイナンバー」を使った新しい仕組みで、「マイナポイント」という形で、国からのポイント還元が続きそうなのです。
「マイナンバーカード」というカードを今でも無料で作ることができるのですが、残念ながら、これがほとんど普及していなくて、今年の8月の段階では、まだ約14%程度にとどまっています。
これは、当初は区役所などに行かないと作れなかったのですが、実は今はパソコンだけで簡単に作れるようになったのです! 顔写真をパソコンで登録してしまうだけで、非常に簡単に手続きができて、あとは待っていれば郵送で届けてもらえるのです。
「マイナンバーカード」は、「身分証」として使えるだけでなく、2021年3月からは「健康保険証」としても使えるようになっていくのです。
さらに、これからポイント還元にも役立ちそうなので、早めに家からパソコンで簡単に手続きをしておいて損はないと思います。