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インソース:研修需要の拡大を追い風に業績増が期待される

インソース(6200):市場平均予想(単位:百万円)

インソース(6200):市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 インソース(6200)は、社会人向けの研修サービスを提供している企業です。

 主に、企業等の人事部向けに講師派遣型研修の提供や公開講座の運営を行っており、将来的には、人事・総務に係るあらゆるサービスを購入することができる企業となることを目指しています。

 年間総研修受講者数は49万712名、年間総研修実施数は2万699回、Webinsource会員登録数は8564組織となっています(2018年9月期)。

 人手不足を背景に、生産性向上や人材の確保が経営上の必要不可欠な条件となる中、人材配置の最適化や離職防止の取り組みなど人材育成の市場ニーズは年々高まっており、さらにはコンプライアンス強化の流れの中でリスクマネジメントやハラスメントを防止するための研修も需要が拡大しています。

注目ポイント

 研修サービスの国内市場は約3480億円とされ、同社の市場シェアは約1.3%になります。今後も人手不足を背景とした研修市場の拡大が予想されており、市場成長を追い風に業績を拡大させていくことができると思います。

 一方、成長市場であるだけに2000社を超える同業社が存在しますが、そうした中、ITを活用した自社開発力を強みに、時代や社会問題にあった内容の研修をいち早く開発し、柔軟な人数や金額設定が可能なシステムで提供することができていることが評価されます。

 足元の業績は好調に推移しており、利益面でも社内のシステム化や生産性向上の取組が奏功して大幅増益を達成しています。

 財務状況も、自己資本比率は67.1%、有利子負債はゼロという盤石の内容となっています。高収益体質により、ROEも29.4%と高水準で同業中央値の11%を大きく上回っています。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

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