“毎日の献立を考える”“水切りカゴの食器を食器棚に戻す”“洗濯前に裏返しの靴下を元に戻す”──など、家庭には、「料理」や「掃除」などの代表的な家事に分類できないが積み重なれば大きな負担となる「名もなき家事」が存在する。どうすれば、そうした負担を減らすことができるだろうか。ここでは4つのコツを紹介しよう。
“自分のものは自分で”ルールを徹底
衣類、靴、食器、おもちゃ、本など、個人の所有物だと明確にわかるものは、家族それぞれが自分で管理するルールを徹底。「自分の食器を流しまで持っていく」「靴を脱いだらそろえる」「自分の洗濯物は自分でたたむ」など。
また、「トイレットペーパーは使い切った人が交換する」「新しいティッシュを出した人が空の箱を捨てる」など、“最後ルール”も遵守させたい。忘れていたらそのつど、気づいた人が「トイレットペーパー使い切った人だあれ?」「お父さん、もう3回目だよ~」など、明るく冗談めかして注意して。責めるのはNG。
安全&定期的に行うものは子供に担当を“任命”
子供に任せるなら、けがの危険がないことはもちろん、「お母さんと一緒に家のことをする」という体験ができるものが理想的。料理をしている間に食器を並べさせたり、お母さんが洗ったピッチャーに麦茶を作らせたりすると、「ご飯が出てくるまでにはこんなにたくさん仕事があるんだな」「麦茶を作るのってめんどくさいんだな」と体験できる。
定期的に行うことの担当を“任命”するのがいい。「美しすぎる食器係」「空き箱やっつけ隊」など、子供が喜ぶ肩書をつけるのがおすすめだ。母や義母を「揚げ物の達人」と呼ぶ“裏技”もある。