トマト系、和風系、ペペロンチーニ系など、様々な種類があるパスタ。その中でもこってりとした味わいで、男性人気が高いといわれているのがクリーム系パスタだ。そして、クリーム系の代表格といえばカルボナーラだろう。コンビニ各社もカルボナーラを定番商品として発売している。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「そもそも本場イタリアのカルボナーラは、一般的に生クリームや牛乳を使っていません。生クリームを使ったカルボナーラは、日本で進化した独自の料理だと捉えることもできるでしょう。そして、クリームを使うことによって“こってり感”が強くなり、食べごたえもあるという点で男性人気が高いといわれています。コンビニのカルボナーラは、必ずしもボリューミーなわけではありませんが、クリーム感が強めで、濃厚さがセールスポイントとなっている商品が多いですね。
コンビニのパスタで言えば、ナポリタンやミートソースなどが通年の定番商品となっていることが多いのですが、カルボナーラはそれらに次いで販売期間が長い商品といえます。今年の10月末時点では、ローソンとファミリーマートがカルボナーラを販売しています。セブン-イレブンではカルボナーラではありませんが、クリーム系パスタが販売されています」
そこで、マネーポストのコンビニグルメ担当記者Aが、コンビニ各社のカルボナーラやクリーム系パスタを実食比較した。
生パスタと半熟卵が主張するローソン
ローソンでは『もちプリッ!フェットチーネ 濃厚カルボナーラ』(444円、税別以下同)が販売されている。カロリーは608kcal。
その名の通り、平打ちのフェットチーネが使われており、大胆に半熟卵がのっているのも大きな特徴だ。その他には、ベーコン、パルメザンチーズ、黒胡椒がトッピングされている。