本来ならば現金であれ、電子マネーであれ、価値はまったく変わりません。そのように『メンタル・アカウンティング』をしてしまう人がキャッシュレス決済を使いたい場合は『電子マネーだとお金を軽く考えてしまう』ことを自覚して、家計簿ソフトなどの力を借りながら賢く利用した方がよいでしょう。
また、次いで多かった理由は『お金のありがたみがなくなりそう』というものでした。行動経済学に『授かりバイアス』という言葉がありますが、そういう人は、手に取って所有できるものに価値を見出します。その半面、実体のない電子マネーの価値を低く見積もってしまう。自分がそうだと自覚をしている人は、節約したい時はあえて現金決済にして、財布のお金だけで家計を管理していくのも1つの方法です」
※女性セブン2019年11月28日号