式当日は終活ノートの披露をはじめ、本人の歴史や人柄を紹介するような企画を催し、最後に未来に向けての宣言をするという趣向。“終わり”の色はまったくなく、終活でひと区切りをした新たな門出といった雰囲気だ。
終活式を行った浦利子さん(76才)は、「私は今まで人に恵まれてきたことを改めて実感した」と、会の最後に行われる一文字書きに「恵」の字を。「周りに愛されている母を見て感動した」と、同席した息子さんも笑顔で挨拶した。
「終活式を経て、家族の死に対する構えは変わると思います。老親の“いい人生”に寄り添えるひとときになればと思います」(武藤さん)
※女性セブン2019年12月19日号