投資

円資産だけではリスクになる時代 「金とドルへの分散を」

 では、具体的にどう買えばいいのか。

「資産全体のうち10%程度を金で持ち、30%程度をドルで持ちましょう。どちらも毎月無理のない金額を長期間積み立てていく方法がよい。相場が高くても低くても毎月一定額を買うことで、相場に一喜一憂せず続けられ、高値で買いすぎたり、安値で買い損ねたりするリスクを回避できます」

 例えば、金取引で知られる田中貴金属工業の「純金積立」というサービスなら、月々3000円から始められる。その他、いくつかのネット証券では、月々1000円から金の購入が可能だ。

「ドルは、銀行で口座を開設すれば簡単に円をドルに替えられますが、慣れれば預金だけでなく、米国株など別のドル資産も持つとよい。ダウ平均株価を指数化した米国株のETF(上場投資信託)なら、これを買い続けるだけでアメリカ全体に投資できるようなものなので、おすすめです」

 米国株のETFは主なネット証券で購入可能。口座を作れば、ネットで注文できる。中長期的には、金もドルも価値が上昇する可能性が高いという。コツコツ積み立てた先に幸せが待っているはずだ。

※女性セブン2020年1月1日号

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