後見人には本人の財産額に応じて月1万~6万円の報酬も支払う。松田さんがこぼす。
「2か月に1回、来るか来ないかの“赤の他人”に、なぜ家のお金を管理され、報酬まで支払わないといけないのでしょうか。夫はどんどん悪化しているし、相談もできない。このまま財産を制限されたまま生きていくなんて、理不尽でなりません」
外岡さんが語る。
「法定後見制度は、全ての人にとって必ずしもよい制度とは言えません。本人の判断能力があるうちに、任意後見制度を活用することが何よりの対策です」
※女性セブン2020年1月2・9日号