問題配布が遅れ3886人が再試験の対象者に
2012年、地理歴史と公民の受験方法が変更され、問題冊子が2冊になったため、配布に手間取り開始時間が遅れるハプニングが多発。試験前の説明に時間が掛かったために開始が遅れたケースなども含め、全国123会場7515人の受験生が影響を受けた。
試験監督官のマニュアルに2冊同時配布が明記されていなかったため混乱が生じ、他のトラブルを含めた再試験の対象者はなんと3886人に。過去最多だった2008年の3倍以上もの数になった。同年は、他にもミスが連発したため、大学・高校関係者、弁護士、危機管理の専門家など8人で構成される検証委員会が設置されたほどだった。
●イラスト/トーマス・オン・デマンド(アスタリスク)
※週刊ポスト2020年1月17・24日号