「老後2000万円問題」に加えて、新たに浮上した「月48万円問題」。労働組合の京都総評が傘下の組合員や家族にアンケートを取り、生活実態と所持品を調べて、京都在住の4人家族の“普通の生活”の費用を算出したものだが、こんなにかかる生活の出費を抑えるにはどうすればいいのか。
冬に実践したい節約ワザをお届けする。
部屋のカーテンにシャワーカーテンを重ねづけ
冬はカーテンを厚くするなど、窓対策は暖房費の節約につながるが、カーテンは買い替えずに、100円ショップを使えばより“安上がり”だ。節約アドバイザーの和田由貴さんが話す。
「100円ショップにあるシャワーカーテンを今使っているカーテンに重ねづけすれば、保温性がグッと上がり、暖房の設定温度をかなり下げられます」
思い切った見直しにチャレンジすることで、家計をうんと楽にできる方法もある。
電力会社を見直す
電気やガスの自由化によって、契約する電力会社やガス会社を選べる時代。光熱費は家計のなかでも大きなウエートを占めるだけに、安いところに乗り換えれば、大きな節約も可能だ。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、こう話す。
「大手電力会社よりも、自由化によってできた新しい電力会社の方がお得なことも。基本料金無料のプランや、定額プランもたくさんあります。
まずは、電気料金比較サイトなどで、電気代のシミュレーションをしてみるのがおすすめです。ただし、シミュレーションで出てくる数値はあくまでも平均値。時期によっても変動するので、12か月分の電気使用量を入力した方が、より正確にシミュレーションできます。年間1万~3万円ほども安くなる家庭もあります」