キャリア

東京五輪向けの新たな副業続々、外国人向けスーツケース預かりなど

「東京五輪」「運転免許証返納」で稼ぐ

 まず心がけたいのは、「空きスペースをムダにしない」こと。全国各地から車で観戦に訪れる人が増えることが予想されるので、関東地方では駐車場の貸し出し需要が一気に高まるだろう。

「すでに観光地の近くでは、自宅の駐車場を時間貸しして収入を得ている人が大勢います。高齢者の女性で、たばこ店を閉店した跡地を自転車用の駐輪場にして、月額5万~6万円を稼いでいる人も。運転免許証を返納し、車を手放した高齢者は、スペースの有効活用を」(柏木さん)

 家の中も同様だ。外国から訪れた観光客相手に「民泊」を営むのはハードルが高いが、スーツケースのみ預かるという手段がある。

「家の一室を荷物置き場にして、朝8時から夜7時まで、コインロッカーよりやや高い価格で預かるんです。地元の飲食店に協力してもらえば、都心でなくとも外国人観光客と出会うことが可能です」(柏木さん)

 もちろん、企業も五輪に向けてサービスを強化している。外国語が得意な人は引く手あまただ。

「空港など、外国語で接客できるスタッフは重宝されるでしょう。外国人観光客向けのスマホアプリで、彼らの質問に答えるアルバイトも今後、募集が増えるはず」(柏木さん)

 言語スキルがなくても、“免税”のシール貼りや梱包係などの業務を行う免税店勤務も可能。時給は1800円程度と相場が上がっているという。

「特に成田空港は、立地が悪いこともあって時給が跳ね上がっています」(柏木さん)

 五輪ムードを楽しみながら副業収入を得ることもできる。

※女性セブン2020年2月6日号

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