キャッシュレス化の“予測”と“期待”にはギャップが
そんなキャッシュレス化の動きを、生活者はどのように感じているのか。ちょっと気になるデータをご紹介します。
2019年10月調査で、「キャッシュレス化が今後も日本で進んでいくと思う」かどうか、そして、「キャッシュレス化が進んでいくことを期待する」かどうか、“予測”と“期待”それぞれの意識をきいたところ、以下のような結果となりました。
●キャッシュレス化予測
「キャッシュレス化が今後も日本で進んでいくと思う」
全体:68.1%
男性:64.8%
女性:71.3%
●キャッシュレス化期待
「キャッシュレス化が進んでいくことを期待する」
全体:47.5%
男性:53.5%
女性:41.8%
「キャッシュレス化が今後も日本で進んでいくと思う」は全体の7割近くが「あてはまる」と回答していますが、「キャッシュレス化が進んでいくことを期待する」については5割を切るという結果となりました。
キャッシュレス化が進んでいくであろうという客観的な予測と、それに対する主観的な期待の間には、どうやらギャップがありそうです。特に女性では予測と期待のスコア差が30ptほどついており、期待すると回答している人はむしろ少数派という状況に。現在の流れを、必ずしも諸手を挙げて歓迎しているわけではないようです。