特に楽しみにしているのが、「モーニングルーティン」と呼ばれるジャンルの動画だ。朝起きてから食事やメイクをし、職場に向かうまでの朝のルーティンを撮影した作品で、女性を中心に多くのユーチューバーが投稿している。
「憧れている人の生活を、さも本人になったかのように追体験出来る点が魅力です。基礎化粧品の塗り方、髪のブローの仕方など、メイク一つをとっても勉強になる。現実の出社前の時間はあまりにもバタバタしていますが、いつか優雅なライフスタイルが送れることを願いながら鑑賞しています」(Bさん)
動画をきっかけに料理が出来るように
YouTubeを通じて料理嫌いを克服したのが30代の女性会社員・Cさんだ。料理初心者だったものの、見よう見まねで料理の参考にするようになった結果、一人で料理出来るまで上達した。
「実際の手順を見られるので、動画のままに料理することが出来る。調味料の合わせ方や煮物の作り方、魚のさばき方などの料理の基本を動画で学び、体得することが出来ました。今では、簡単に真似できるレシピを紹介する“お料理系YouTuber”の動画を見て、献立の参考にしています。有名な配信者も、メインの配信先ではない『サブチャンネル』上で料理を披露していることが多く、需要の高さを感じます」(Cさん)
YouTubeの普及に伴い、それぞれのユーザーが自分ならではの楽しみ方を見つけているようだ。