希望する任意の自治体に寄付をすることで、税金を控除できる「ふるさと納税」。2019年度分のふるさと納税制度の申し込み手続きが12月31日に終了し、返礼品が続々と届き始める時期になった。
各自治体が、特色を活かした返礼品を用意して趣向を凝らす一方、利用者の関心は返礼品の満足度や豪華さに関心が集まることが多い。そんなふるさと納税を利用したユーザーに、返礼品への満足度や、失敗したと感じたものを聞いてみた。
20代の男性会社員・Aさんは今回、初めてふるさと納税を利用。計10 万円分の寄付金を昨年末に申請した。
「思っていた以上に、簡単に申請できたのでビックリしました。確定申告をしなくても寄付金の控除が受けられる『ワンストップ特例』の制度を利用したので、役所への手続きをする手間も省けました」(Aさん)
Aさんが申請したのは、食品や飲料水などの日常で利用する品々だ。
「冷凍の肉や餃子、水など、当分スーパーで買わなくて良いほど十分な量が届きました。税金が控除されるうえに、食卓が潤うなんて使わない手がないですね。ただ、全ての返礼品が届いた訳でもないのに、冷凍庫がすでにパンク気味。食べきれるかどうか心配です」(Aさん)