新型コロナウイルスの感染拡大が、人々の生活に本格的に影響を及ぼし始めているようだ。人混みや不要不急の外出を避けるためのテレワーク推進の呼びかけ、大規模イベントの中止などで、休日の過ごし方に大きな変化が生じている。
テレワーク勤務中の20代女性会社員・Aさんは、「どんどん私の楽しみが奪われていく」と漏らす。
「テレワークでも会議は普通にできるし、作業も捗るけれど、なんだか寂しい。同僚と雑談するのが好きだったし、一緒にランチに行くのもいい息抜きでした。何気ないオフィスの日常が奪われたうえ、休日は人混みや外出を控えなければというのだから、ストレスを発散できる場所がない。いつになく、自分がイライラしていることがわかります」(Aさん)
Aさんは遊園地やライブ、カラオケが好きで、同じ趣味の学生時代の友人や職場の同僚と一緒に楽しむことが多かった。だが、そうした日々の計画は新型コロナウイルスによって台無しになった。
「ディズニーも富士急ハイランドも休園、カラオケも密室なうえ、マイクやデンモクは不特定多数の人が使っているから避けたほうがいいとのこと。ことごとく趣味を楽しめないようになってきていて、本当に最悪です。家にこもって、配信サービスの映画やアニメを見るしかありません」(Aさん)