40代男性会社員・Bさんも、攻略本はゲームの攻略だけではない魅力があると語る。
「とくに昔のゲームにいえることですが、低グラフィックかつテキストが短いので、ゲームの世界観を補完するものとして重要な役割を担っていたと思います。攻略本さえあればクリアできるというわけではなく、失敗を繰り返しながら工夫して攻略していった覚えもあります。テキストみたいに付箋を張り付けたり、書き込みもしたりして、私にとっては宝物でした」(Bさん)
一方で20代男子大学生のCさんは、攻略本の存在は知っているが買ったことはなく、攻略情報の取得はネットで済ませるという。
「攻略情報は、攻略サイトを見ることもありますが、もはや文字を読むのが面倒。YouTubeで検索して、調べることが多いです。実況動画を視聴しながら、一緒にプレイすることもあります。キャラ編成なども動画と同じようにしてプレイして、効率良く一発でクリアできるようにする。あとは個人でうまい人が投稿しているTwitterの画像や動画を頼りにしています。常に最新の情報が得られますし、ビジュアル付きなのでわかりやすいんです」
かつてゲームプレイには雑誌や攻略本が必須アイテムだったが、今は速報性や手軽さからネットにその地位を奪われつつあるようだ。