住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「柏の葉キャンパス」(千葉県柏市)について、ライターの金子則男氏が解説する。
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SUUMOが毎年発表している「住みたい街ランキング」で、平成から令和にかけて一気に順位が跳ね上がったのが、今回取り上げる「柏の葉キャンパス」です。2018年の154位から昨年BEST100入りを果たし、今年も100位以内をキープ。また、アルヒが発表している「本当に住みやすい街大賞」の最新版では4位にランクインしました。
住所は千葉県ですが、「キャンパス」という名前の由来は東京大学。本郷、駒場に次ぐ第3のキャンパスを置く場所として東大が選んだのが柏の葉で、「宇宙線研究所」「物性研究所」「国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構」ほか、難しい名前の施設がいくつも設置されています。最先端の研究が行われ、最高峰の頭脳が集う街の魅力を探っていきましょう。
鉄道は、つくばエクスプレスのみ。同線が開通するまでは、東京方面に向かう場合、バスないしは東武野田線で柏まで出る必要があり、なかなか時間がかかりましたが、現在は北千住まで20分、秋葉原30分ですから、都心でも十分通勤圏内です。つくばエクスプレスは新しい路線だけに雨風に強く、全駅にホームドアが設置されている上、踏切もないため、人身事故による遅延も滅多にありません。
道路状況は合格ラインでしょう。首都圏の大動脈の国道16号がすぐ近くを通っていて、常磐道の柏インターもすぐそばにあり、ドライブには最適。駅付近の道路も概して広く、車道と歩道もくっきり区切られています。近隣はショッピングモール激戦地で、ロードサイド店舗も多いので、車はぜひとも欲しいところです。ただ、駅から少し離れると、途端にガードレールがない片側1車線の田舎道になるので、運転する際は自転車などに要注意です。