40代の自営業の男性・Bさんは、Huluで洋画の旧作を見ることが多いという。
「Huluでは、劇場公開間近・公開中の作品の関連作がまとめて配信されることが多い。だから、Huluで旧作を復習してから、劇場に新作を見に行くこともよくあります。あとは『FOXチャンネル』で『ウォーキング・デッド』の最新話をリアルタイム配信しているので、それも楽しみに見ています」
Netflixに比べると話題のオリジナル作品は少なめだ。大塚氏はこう話す。
「Netflixでは、つねにテレビCMを打つような目玉となるオリジナル作品がありますが、Huluの場合は必ずしも特定の作品に注力するイメージではありません。“ここでしか見られない作品”に重きを置くというよりも、様々な作品を幅広く楽しめるというイメージ。アニメなども充実していて、家族でも楽しめると思います」
月額500円のAmazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオは、Amazonプライム会員向けの動画配信サービス。月額500円(税込み)または年額4900円(税込み)で利用できる。
「料金が安いうえに、オリジナル作品も充実しています。『ドキュメンタル』や『バチェラー・ジャパン』といった話題作もAmazonプライムオリジナル作品です。オリジナル以外の作品は、ほかの配信サービスでも見られるものが多いですが、決して“おまけ”的なサービスではありません」(大塚氏)
30代の女性会社員・CさんもAmazonプライムビデオの愛用者だ。
「元々、Amazonで買った商品を当日配送をしてほしいがゆえに、Amazonプライムに登録していて、気づいたら動画も見られるようになっていたという感じです。だから、そんなに期待していなかったんですけど、意外と見られる作品が多くて嬉しい発見。最近ではアニメの『鬼滅の刃』もAmazonプライムビデオで見ました。オリジナルドラマの『フリーバッグ』と『ザ・ボーイズ』も良かったです」
ポイント消化で楽しみの幅が広がるU-NEXT
U-NEXTは月額1990円(税別)と、ほかのサービスに比べると料金が高めの印象だ。しかし、約14万本の動画コンテンツと70誌以上の電子版雑誌が読み放題。さらに、毎月1200円相当のポイントが付与され、それを見放題対象外作品のレンタル視聴や映画館での割引クーポンに利用できる。
「オリジナル作品こそ少ないのですが、コンテンツの数はかなり多いので、他で見られない作品も多数配信されています」(大塚氏)